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風立ちぬ見た。


風立ちぬ見た。

 感想からいうと素晴らしかったです。

 魔女宅とか豚でも飛行機乗りだったり作る人間の話が出て来るけど、そういうのを主題にした映画が作りたかったんだなってのがそのまま伝わってきた。
 しかし、シナリオ的な面から見るとかつてないほどシナリオ然とした良いシナリオだった。
 組み立て方がこんなにまともだとは思わなかった。
 ゼロ戦に至るまでの過程を描きながらそっちに傾倒するわけでもなく、妻との出会いからすべてを描いて、尚且つ夢に対する真っ直ぐな気持ちも最後までしっかり描写するあたりがなんか今までになかった要素な気がした。
 今回コンテで進めて話書いてはいなかったんじゃないのかな。
 コンテで進めてこの話の構成にできるなら話の構成にできる、とは思えない。今までの作品見てると。
 
 別に特別な構成ってわけじゃないけど、今までがそういうこと全然出来てなかったからさ…。行き当たりばったりの冒険感はあったけども。
 それに比べて今回のは凄く良くできてたってことです。

 声優の庵野さんについてだけど、二郎の性格がおとなしくて口数の少ない青年なので庵野さんの演技は割と合ってた気がする。
 そんなに上手いわけじゃないけどそこまで違和感なく見れる。
 でも10分に一回くらい「あ、庵野さんだ」って気づいてしまうとこはあるw
 



 作画の話をすると、なんとなくここかなってわかったパートは、押山さんの関東大震災のとこと、大平さんのドイツで夜に散歩に行ってる時の家の壁にかかった影のとこ?とかかな…?ハウルでもあんなのやってなかったっけ。
 個人的にすごく作画良かった箇所がいくつかあって、一番良かったのは、二郎が始めて製図の机に座って会社で仕事し始めるとこ。


 椅子に座って鞄からものを取り出す時の身体の立体感とか半端ない。
 あと椅子を引いて座り直す時の動作凄すぎて笑ってしまった。
 自然な仕草ですごいことするなー
 
 あと、結構目立ってたけど、二郎が紙飛行機を切ってからアルパートさんの役の人がぐしゃって潰すとこまで?素晴らしい。
 二郎がベランダの手すりから降りる動作も縦の動作なのにちゃんと時間省略しないで描いてるのとか凄い。
 アルパートさんの横を紙飛行機が通り過ぎて後ろ振り向くところも。
 あそこらへん浮いてるくらい上手かった。
 ちょっと知識ないから誰がどことかさっぱりわからなかったけど。


 二郎が雪の降る中列車に近づくところの列車のけむりかっこよかった。
 その後の飛行機爆破から破片が飛び散るとこまで一連同じ人がやってるけど誰なんだろ。同じ人が何パートか飛び飛びでやってることもあるんだっけ。
 うぬう…


 他にも、結婚式やるとこの家に入るあたりからのシーンよかった。
 上司の奥さんが座る時に足元の着物を払うとこ、お椀を渡す時に袖を抑えるとこ、そういう一挙一動がしっかりしてた。基本的なことかもしれないけど見てて感心した。


 あと、おじぎ、だったり屈む動作が上手かった。
 菜穂子と二郎がレストランで会う時に菜穂子がお辞儀するじゃない?
 あそこ、一回首を傾げるようにして下を向いてから上半身が動くって動作してたような気がしたけどそういうところからも性格が見とれるのが良かった。奥ゆかしさみたいな。
 
 二郎が他の技術者と勉強会開いてるとこの、紹介したときの技術者のおじぎも上手かった。カメラに対して縦の動きするカットでも全然遠慮しないのね。すごい。
 それと服を畳んでる時に少しかがむカットがるあんだけどそこもちょっとかがむだけなのに、体の分の空間がちゃんと見えない部分に用意されれるような描き方がされてた、気がした。
 そういう空間を意識してコントロールできてる部分が多くてすごく良かった。
 
 美術も凄く良くて、二郎が危篤を聞いて泣きながら電車で勉強してるとこの横からの画面も素晴らしかった。
 逆光で背景の緑のコントラストが目立ってて焦燥感を煽る。
 あの移動シーン、家につくまでの間全部上手に向かって進んでるのも感心した。
 多分上手下手の方向は意識してるのかは謎だけど、「どこかに向かう」ってシーンを描く場合一方方向に向かってるほうがその感じがわかりやすいのか。
 基礎的なことだけどなぜか感心してしまった。
 

 あと、ずーっと気になってた二郎の眼鏡の影。
 影設定は絶対あるよねあれ。
 バストアップくらいの近さになると必ずあの眼鏡の影が出て来る。
 シーンによっては影が伸びてたりするんだけど、光の方向的に影出来ないだろ!ってとこでもずっと影があるのが結構気になった。
 なんか意味はあるのだろうか。
 
 気になる。



 話がじわじわ進むからもっかい見ると寝そうだけど、アニメとしてより映画として凄く楽しめた作品でした。

 作品見る前にこのブログ読んでる人いないだろうけど是非見よう。
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